ミニ知識/鉄工芸

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ロートアイアンとは
 本来ヨーロッパの文化として発展して来たもので、鍛鉄、練鉄と訳され、ロートアイアン(Wrought Iron)の、ロート「Wrought」とは"加工した"、"鍛えた"、"細工した"という意味であり、鉄をハンドワークによって造形していく加工技術です。一般的に、材料を加熱させハンマーで打ち、これを何度も繰り返し、目的の形を造形して製作したものをロートアイアンと呼びます。

工業化時代の前は、鉄の製品はすべて手仕事による鍛造によって形が造られ、生活の道具や武器は勿論、ヨーロッパでは建築の分野においても鉄工芸による手作りの装飾エレメントが発達したのです。

今日では鉄の加工技術は格段に進化し、その殆どが工業製品になってきましたが、ヨーロッパで発展した鉄の装飾デザインの価値観は、その後もヨーロッパ文明と共に世界的に受け継がれ、 ロートアイアンは伝統的なヨーロッパの手工芸鍛鉄によるデザインの表現です。

ロートアイアンの歴史
 ロートアイアンの歴史は紀元前3000年頃のエジプトから始まり、 古くは主に武具として刀剣、鎧、蹄鉄などが作られてきました。ヨーロッパ中世時代には教会、城郭、都市建造物などの装飾性を兼ね備えた実用品として使われ始め、アールデコ、アールヌーボの時代を経て、芸術、建築などの各分野にも発展してきました。

 日本では、6世紀前半の遣隋使・遣唐使の時代に鍛鉄の技法が伝わり、農耕具、日本刀などが作られましたが残念ながら建築装飾への発展することはほとんどありませんでした。

オーダーメイドの鉄工芸
 ロートアイアンは鉄の棒材、板材などの鉄材を炉で熱して軟化させ、色々な工具や治具を使って形を造りだし、主に建築と生活の装飾品を手仕事で表現した工芸品です。

 ロートアイアンに対しイモノ(鋳造品)製品は溶解した金属を型に流し込んで造形する量産可能な製法で、本来ロートアイアンによって表現されたデザインをコピーしているものが多くロートアイアンと紛らわしくなっており、ロートアイアンでも同じものを量産することはできますが単純な量産ならイモノの方が効率的な場合もあります。

 お客様が個性的なデザインや手作りの味、さらにオリジナルの機能などをお望みの場合にはロートアイアンに限ります

薪ストーブとエコライフ
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2007/11/09