瀬戸のノベルティ

  • 陶磁器の産地瀬戸では明治時代のハイテク技術である時計を、いち早くモデルに取入れ売りだした。

  明治時代に当時の最先端のハイテク技術である時計は、数多くの工場が集まる名古屋地区を中心に作られていました。明治時代には磁器も盛んに作られており、陶器の産地である瀬戸市でも時計の機械自身は作っていないが、壁掛けの花瓶や貯金箱、墨に使う水滴や置物などすぐに陶器にデザインして作り、国内では有田と共に作っていました。

 最先端の時計が瀬戸で作られはじめたのは、陶磁器自身も時計と並び当時の最先端の産業であり、瀬戸の職人が江戸時代から洗練されており、歌舞伎や外国に精通するなど外部からいろんな知識を取り入れる先見性が有ったため、明治時代の文明開化の象徴である時計をすぐにモデルに取入れ売りだしました。

 古時計同様、陶磁器でできた時計を集めているコレクターも国内では多くおり、コレクターの中では、有田や瀬戸で作られた陶器の時計の置物・掛物・貯金箱・水滴のなかでも瀬戸で作られた物は数が少なく注目されています。

 有田瀬戸の違いは、瀬戸の時計グッズの方が色の鮮やかさや染付け焼付けの技術が進んでおり、デザインもおもしろく豊かでした。スタジオに持ち込んだダルマ時計の花瓶は色があざやかで、郵便局のマークの入った貯金箱の方は金枠も入っています。又、木目模様まできめ細かく染付けで入っている時計や、文字盤を和時計を基本にしたため下(6時の位置)が「子の刻」の12時からスタートさせたユニークな時計も作られていました。い?と瀬戸の違いは、瀬戸の時計グッズの方が色の鮮やかさや染付け焼付けの技術が進んでおり、デザインもおもしろく豊かでした。スタジオに持ち込んだダルマ時計の花瓶は色があざやかで、郵便局のマークの入った貯金箱の方は金枠も入っています。又、木目模様まできめ細かく染付けで入っている時計や、文字盤を和時計を基本にしたため下(6時の位置)が「子の刻」の12時からスタートさせたユニークな時計も作られていました。

 ノベルティ(注1)が盛んに作られていた瀬戸では、明治・大正時代の最先端のモダンな時計グッズを、当時の商業ベースにのせインテリアとして使用されており、今でも変わらぬ色鮮やかさが保たれている優れ物である。

磁器の花瓶(四ツ丸ダルマ)、高さ:22cm[追伸]
 現在、掲載した写真などの瀬戸焼の時計を数多く所有しているが、どこの窯でどれだけ作られていたか不明であり探しています。心当たりのある方はご連絡ください。

(注1)
 ノベルティ(Novelty)とは一般的には企業の「販売促進グッズ」のことですが、瀬戸ではノベルティをは“新しく珍しいもの”という意味で、欧米の家庭でよく見かける陶製の置物から由来し、陶磁器の置物などを総称して呼んでいます。
 瀬戸は世界でも有数のノベルティ産地で、多くは輸出品であったため国内ではあまり知られていない。

[後記]

  • 2008年方に右の花陶芸家の方に瓶を見ていただき、上り窯で焼かれたことがわかりました。

瀬戸の陶器グッズ写真集  → 

2008年4月7日放送から
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2008/06/25